【へらぶな釣り】夏の食い渋りには両グルテンの宙釣りが効果的
- 2017.08.09
- へらぶな釣り

こんにちは、maronです。
両グルテンは新べら釣りや冬に使う釣り方だと思っていませんか?
それも使い方のひとつではありますが、他にも効果的な場面があります。
それは、夏季の食い渋り。特に野釣りに効果的です。
わたし以外にこの使い方をする人をあまり知りませんので、もしかすると邪道な釣り方なのかもしれません。
でも、釣れればいいですよね?
というわけで、少し特殊な両グルテンの釣り方とおすすめのエサを紹介します。
どんな時に使う釣り方なのか
夏季は両ダンゴが最も釣りやすい季節です。釣り場の状態がいい日なら、一日中、両ダンゴで問題ない場合もあります。
しかし、休日や日中などは食いが悪くことが多く、両ダンゴだけだとかなり厳しい釣りになりますよね。
- 異常なカラツン
- 真冬みたいなアタリの少なさ
- 魚はいるのに針掛かりしない
両ダンゴ釣りの神様はエサと仕掛けの調整だけで何とかしちゃいますが、一般人には難しいです。
となると、セット釣りをしますよね?
食い渋りの強い味方、それがセット釣り。管理釣りならウドンセット、野釣りならそれに加えてオカメセットもできます。
じゃあ、セット釣りもダメなら、どうしますか?
ハリスやエサを調整しても針掛かりしない。セット釣りにしても状況は変わらない。
そんな時におすすめなのが、両グルテンの宙釣りです。
釣り方の基本
両方の針にグルテンエサを付けた釣り方。
底釣りの場合は待ち釣りが基本になりますが、この釣り方は落ち込みアタリを狙います。エサがぶら下がった後のアタリは期待できないため、早めに打ち返すことを心掛けてください。
グルテンは集魚力が弱いため、待ち時間が長過ぎると魚を寄せきれません。
釣れないときほど待ちたくなる気持ちはよく分かりますけどね。
狙うタナは、カッツケ釣り~チョーチン釣りまで。つまり、どこでも狙うことができます。
最も重要なのが、エサのバラケ性です。ウキがなかなか戻らないようなエサはお話にならないので、バラケ性の強いエサを使いましょう。
エサを作るときに練らないようにするのもポイント。ボソ系のエサを作っても練ってしまったら台無しです。
仕掛け
- 上ハリスは40~50cm
- 下ハリスは50~60cm
- 針はバラサの5号~7号くらい
他はお好みで。ハリスを長めにするのと針を軽くするのがポイントです。
カッツケみたいな浅いタナでもハリスを長くしたほうがいいです。集魚力が弱い分、エサを動かすことを意識した仕掛けにしましょう。
ウキ
軽いエサを使うことになりますので、細いパイプトップかPCムクトップがおすすめです。
食い渋りが前提なので、待ち釣りに使うような極太パイプトップは使わないように。そもそも少ないアタリがさらに減ります。
おすすめのエサ
グルテンエサの中でも、バラケ性の強いものを選ぶといいです。
- グルテン四季
- 新べらグルテン
あたりをベースに考えるのがおすすめ。逆に、グルテンα21やわたグルのような、グルテン成分が多いエサは適していません。
バラケ性が強く、軽いエサになるブレンドなら何でもいいです。
参考までに、わたしはグルテン四季単品が好きです。8尺のチョーチンくらいなら、単品使用でも問題ありません。もっとタナを深くするときは、グルテンα21あたりを少しだけブレンドすると使いやすくなります。
なお、いもグル中毒者の方は、いもグルテンをブレンドしないよう注意して下さいね。無意味に重くなるだけで、全く釣れないエサになります。
わたしは一度試したことがありまして、即エサを捨てました。でも、いもグルテンは大好き。
この釣り方ができない場所
両グルテンの宙釣りが向いていない場所もあります。
- 魚影が薄いところ。特に底釣りメインの釣り場は無理。
- ハクレンがいるところ。ハクレンはグルテンが大好き。
- 浅いところ。水深が1mくらいしかないと、長ハリスは使いにくい。
まとめ
食い渋りに悩まない釣り人はいません。
「王道の食い渋り対策は全部試したけど全く釣れない」という経験をした人は多いはず。
へらぶな釣りの達人級を目指すなら、エサの調整に全力を尽くすこともいい経験になりますが、あまりにも釣れないと帰りたくなりませんか?
わたしは帰りたくなります。
もし、帰りたくなるくらい釣れないとき、最後の1ボールだけ、両グルテンの宙釣りを試してみてはいかがでしょうか。
釣り場による部分もありますが、もしかすると食い渋り対策の引き出しが増えるかもしれませんよ?
おしまい。
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